苦くて甘い~凛子~ 【密フェチ】

「凜子」


後ろからふいに名前を呼ばれた。


振り返って文句でも言おう思たら、そっと肩に手ぇ置かれて。


背中に何か柔らかいモンが触れた。


「っ!?」


いくつもいくつも。


背中に唇の痕跡が残されていく。


キスするたんびに音……漏れてるんが何かやらしい。


唇はだんだん背中から肩、そんで首筋に。


手はいつの間にか腰から太腿のラインを行き来してた。


肌を滑る指。


痕をつける唇。


その全部が――。


今までの不安を嘘みたいに消していく。


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