蝶龍①
がやがや・・・
周りが少しずつうるさくなってきた。
「まじ・・キモくね?」
「うわ・・だせー」

あ~なんかムカついてきたんですけど・・・むう・・
そろそろキレてもいいよね?!
あっちが悪いんだし。

イライライライラ・・・


『うっせーんだよ!そんなに女が珍しいのか?ああ゙?キモイのも自覚してんだよ!!!
地味してんのにも理由あんだよ。ボケッ!
ダサいってこれ結構気に入ってるんだからな!(フンっ)』

ゼエゼエ…
はぁ・・久しぶりにこんなに話したかも(笑)


(((((なんか地味のくせに殺気ヤバかったぞ。)))))
(((((地味してんの理由あるんだ・・)))))
(((((あの恰好気に入ってるんだ・・趣味変だな…)))))



それぞれの思いで地味な女を見つめていたのだった。

そして・・空気の読めてないバカな男がいた。

「てめー地味なくせに調子に乗ってるんじゃねーよ」


((((うゎー。あの殺気ヤバかったのに。バカだ・・・))))


『ああ゙?』
ビクッ

「ッて・・ててめー調子に乗ってんな」

男がこぶしを振り落してきた。
ヒュン・・パシっ



そしてルナがこぶしを受け止めた
『私、暴力ふるう人嫌いなの!だから・・・正当防衛で(黒笑)(バゴッ』


ドスッ
男が気を失って倒れた
(つか、地味な格好してるのにこんなことしていいのかな?)←今ごろ?!

「あいつ何者だ?」
「うわー痛そう・・・」

あっ!理事長室!

私は思い出してその場から離れた





そう・・彼らに見られているとは知らずに。
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