「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
ジャスミン
神崎さんに無理矢理検査を受けさせられた結果は陰性だった。
単なる風邪だろう、という結果に終わったのだ。




豊浦組アジトの神崎さんの部屋ではあたしも神崎さんも、羞恥心に耐えていた。




「あれだけ街中で騒いだのに…」
「だな。でも良かったじゃん。あいつの子、孕んでなくて」
「うん!」




頑張った甲斐無く、虚しくも会話終了。
重たい沈黙が再び訪れる。
けれど、その沈黙を破ったのは神崎さんだった。
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