【短編】『Love Step&夢幻華番外編』佐々木龍也に関するレポート【恋愛と自動変換機能について】
ニヤリと笑った龍也の背中には、悪魔の黒い羽。
有無を言わさぬその言葉の裏には、あの日の復讐が込められている気がした。
「お前には拒否権は無いと思うけど?なんせ、聖良にキスしようとしたんだし…なぁ?」
ああやっぱり…
龍也に発破を掛けようとした行動とはいえ、後々のことを考えるべきだった…。
どんなに自分を呪っても、後の祭り。
俺は頭を抱えて、その条件を呑むしかなかった。