無邪気な後輩君


「なんでそんなにあたしの事考えてくれんの?」

あたしは不思議だった。
こんなにあたしのこと考えてくれる人って他に居ただろうか。



「だって好きなんだもん。好きな人のこと考えるのは当然でしょ。」

奈智はいつものとびきりの笑顔をした。

こうやってあたしはこの男にはまっていくんだな。
と、思った。

そして、それもなかなか悪く無いんじゃないかな。
と思った。



fin。
< 16 / 17 >

この作品をシェア

pagetop