16LIFE☆~それぞれの恋~


あたしは平均的に身長は低めだから、



こんなに大量のノートが積み重なっていると目の前が見えない。



それに・・・すっごく重いし・・・



もう疲れちゃったよ・・・



大きなため息を漏らして、下への階段に一歩を踏み出したとき。







「うわわわぁっ!!??」



積み重なる大量のノートで目の前が塞がっていたあたしは、階段を踏み外して――








あー、あたし・・・死んじゃうのかなぁ・・・なんて考えながら



大量のノートと共に下へ落ちていった・・・








「・・・・・・?」



痛みを予測していたあたしは、落ちた場所の温かい感触に



ギュッと思いきりつむっていた目を、おずおずと開けると。




「・・・・・・。


えぇっ!!!???」






あたしが感じたあの温かい感触は―――


1人の男の子、でした。




< 110 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop