相手にされない王子様


「お前が笑い上戸なら、世界中の全員が笑い上戸になるだろ!?」




「……なかなかやりますね。今日はこの辺で。また機会があれば話しましょう」




有川はそう言い残して去って行った。
何だアイツは。何であんな上から目線なわけ?




「どうだったよ?有川は?」




教室に戻るとハジメが質問してきた。
結局トイレではなく、不思議女のせいで時間が潰れた。




「……お前、アイツ知ってんのか?」
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