相手にされない王子様


「くくくっ……お前らお似合いじゃねーか。つーか有川さんにタジタジだなお前」




またハジメの冷やかしが始まった。




「有川、アイツは無視しとけよ」




「スバちゃん、…どうしてこんなに素晴らしいあだ名を断るんですか?」




聞いちゃあいねー…俺が無視されてるよ。


気にした俺がバカだった。




「明太子、俺が気に入らないからだ」




「そうですか……仕方ありません。私ははじ君とだけ仲良くするとしましょう」




ん?はじ君?
< 28 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop