相手にされない王子様
「くくくっ……お前らお似合いじゃねーか。つーか有川さんにタジタジだなお前」
またハジメの冷やかしが始まった。
「有川、アイツは無視しとけよ」
「スバちゃん、…どうしてこんなに素晴らしいあだ名を断るんですか?」
聞いちゃあいねー…俺が無視されてるよ。
気にした俺がバカだった。
「明太子、俺が気に入らないからだ」
「そうですか……仕方ありません。私ははじ君とだけ仲良くするとしましょう」
ん?はじ君?