相手にされない王子様
傷を見た


「明太子、今日も昼飯一緒に食おうぜ」




あれから週明けの月曜日。


俺は相変わらず7組へと足を運び、明太子と食事をしている。


場所は7組の教室で普通に食ってる。


ハジメは居ない。
何でも女と遊ぶらしい。
…きっと俺達をくっつけようとかそういう魂胆だろう。くだらねー




「……そういえば明太子って友達いねーの?」




俺が明太子を呼びかける時に人と話している姿を見たことがない。




「スバちゃんとはじ君ですけど?」




「…………」




いや、嬉しいけどな?
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