Ture my heart
「私は暁希の行きたいところならどこでも!」
「なんで?」
「だって…私は暁希のこと………すきだから。…暁希は私のこと…すき?」
少しの沈黙があって
やっと口を動かし始めたのは暁希だった。
「俺は…」
なにか言ってたみたいだけど私には聞こえなかった。
一瞬身体がうまく動かなくなって、少し苦しかった。
「なんだよ。その顔…意味わかんねぇ」
なぜか上条に抱きしめられていた。
その腕の中はなぜかとても温かかった。
「もともと意味わかんねぇ顔ですよ…」
泣きながら上条の腕の中で怒ってやった。