『コンビニに行こう!』
私はあれから純さんを避けまくった…



私のシフトに合わせてシフトを組む純さんが嫌で、私はいろんな人にシフトを代わってもらった。


純さんがバイトじゃないのに休憩室にいたときはあからさまに避けた。

目は決して合わすことはなかった…。



純さんや就職する人たちが今月で辞める…と聞いたときも…寂しさよりも安堵していた。


純さんと顔を合わせることもなくなるから…



だって…純さんに面と向かって会ってしまったら…


私は普通でいられない…





だから送別会にすら参加せず、私はその日もバイトをしていた。


店長さんにも、

『行ってもいいよ!』

って言われたけれど…


『いいんです!店長さんと奥さんだけじゃ大変ですから…』


と、笑顔で断った…。





…私はあれから作り笑顔が得意になった。


そして泣けなくなった。



< 211 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop