『コンビニに行こう！』

親には、

『大学まで出たのに…』
なんて言われたけれど…


うちのコンビニの大元は一流企業だから…って…

無理矢理そう丸め込んで納得させた…。



それに…純さんが一流企業に勤めていることも知っていたから…


将来は安泰だと思っているみたいで、別にそれ以上は何も言わなかった…。




親ってのは…
“一流企業”って言葉に弱い…



一流企業に勤めている純さんだから、付き合っていることも何も言わないし…口うるさく門限…なんて言わないんだ…



外見や一流企業だけじゃなくて…内面だって優しくて頼りになるし…私を大事にしてくれて…とても素敵なのに…



外見や一流企業だけで判断する親に納得いかないけど…


純さんは、

『中身は追々分かってもらえればいいし…それに、今はどんな理由にしろ自由に付き合わせてもらってるんだから…俺は気にしない…』


って言ってくれた。