龍奇譚-彼女の秘密-

最後の一線






――――――………



上空で何が起こっているのか、ここからではさっぱり分からない。



1つ分かるのは、時々鳴り響く雷だけだった。





「俺はどうしたらいいんだ…?」



結界の中から俺は、ただただ分厚い雲を眺めていた。





その時、雲の中から何かが落ちてきた。





「!!!!!」



あれは………





クロワ!!!??





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