龍奇譚-彼女の秘密-

その背に乗るモノ






――――――――…………



どれくらい、時間が経ったのだろうか………





目を開けると、月は頭上へと移動しており悠然と輝いている。





「うわっ…寝てた………」



寝るつもりはなかったのだが、

疲れが溜まっていたせいか寝転がってすぐに眠りについたのだろうか。



ポケットに入れていた携帯を取り出すと、

待ち受け画面にはたくさんのメールやら電話やらの履歴が……………





その全ての差出人は母親からだった……………






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