龍奇譚-彼女の秘密-

2人っきりの教室








早く家を出たおかげで、昨日よりも時間に余裕があった。



学校に着いたのは、まだ7時になっていない頃だった。





どう考えても……



「早く来すぎた……」



学校に着いたその足で体育館に来たはいいが、

予想通りまだ誰もいなかった。





そんな俺が考えているのは、

昨日見たあれのことだった。





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