+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
中学の頃から金髪だったあたしは、それなりの仲間もいればめんどくさいほどに絡んでくる奴もいた。
深夜にコンビニは当たり前。
ゲーセンでの通報も当たり前だった。
そんな、ある日の深夜。
仲間ときらびやかに光るネオン街を歩いていた。
みんなに合わせて、けらけら笑ってたけど本当は飽きていた。
はぁ、あたしにも何か熱中できるものが欲しい。
寝不足でクマが出来て、隠すための化粧も派手になった。
退屈でマイナスな毎日にうんざりしていた。
――――チリン、チリン
鈴の‥‥‥音?