意地っぱりなお姫様


舞との約束で学校へ早く来た私。


舞ったらなんなのよ、理由もいわずに。
こんな朝っぱらからー。


教室に入ると舞が大きな箱を持って席に座っていた。



「おはよう、李亜ー」

「おはよう、舞それ何?」

「化粧ボックス」



舞が自慢気に箱を机の上においてふたを開ける。
そこには何個もの化粧品が入っていた。



「これ全部、舞の!?」

「少しお母さんからパクってきたけどね、ささ座って座って!」



私は無理やり舞に席に座らされた。



「な、何すんの舞?」

「化粧に決まってるじゃん」



鼻歌を歌いながら私の前髪をピンで止める舞。

デコ全開だよ!



「李亜、肌綺麗だからファンデーションいらないねー」

「舞、化粧できんの?」

「まぁねー」



慣れたように私の目にアイシャドウを塗っていく。



「わ、私似合わないよ…」

「それは李亜が化粧、下手なのー」



あ…そうでしたか。


私は緊張しながらも舞に化粧をしてもらった。


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