終わらないエンドロール
終わらないエンドロール

エピローグ




あれから一ヶ月が経った。
都合のいいことに最近、女子高校生を狙った通り魔がいるらしい。

舞子は部活帰り、わざと人気のない道を通った。
背後から足音が聞こえる。

舞子と同じスピードで聞こえる足音。
舞子がスピードを速めると、足音も速くなった。

後ろを振り向くと、黒いパーカーのフードを被った男がいた。
右手にはナイフを持っている。

普通の女子高生なら、どんな反応をするだろうか。
恐がって悲鳴を上げるのだろうか。
男は悲鳴を聞きたがってるのだろうか。

< 27 / 32 >

この作品をシェア

pagetop