に じ い ろ~Rainbow Days~








ばん、と机に思いきり両手をついて、勢いよく立ち上がる。


クラスメイトが何事かとみんなして私を見たけど、気にしない。



教室のドアを力任せに開けて、かけ出した。




友達とか、絶対いらない。


絶対いらない、けど。





このままだと、ダメな気がした。




言葉にできないなにかを、あの子に伝えないといけない気がした。





伝えないとまた、後悔する気がした。








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