に じ い ろ~Rainbow Days~
心臓が、嫌な音を立てて軋んだ。
なんで?
私はレナを…傷つけたかったんじゃないの?
なのに、なんで_______
『当たり前じゃん…!ねっ、ヒカリ!』
なんで、こんなに胸が苦しいの。
二人の視線が私の心を突き刺す。
疑いなんて何一つ持っていない瞳。
期待に満ちて、信頼しきった瞳…
私…
私は______…
『…もちろん、だよ…』
それしか言えるはず、なかった。
だって私は…レナの『親友』なんだから。