に じ い ろ~Rainbow Days~
「人を殺すような人間と、同じ空気を吸ってただなんて…クラスメイトとして今まで過ごしてただなんて、吐き気がする
…出てけよ」
それは、おふざけとか嫌がらせとか、そういうんじゃなくて。
心の底からの嫌悪が言葉となってそのまま出てきたような、そんな声。
「…ッ出てけって言ってんだろ?!?!」
空気が、震えて。
出て、いかなきゃ。
私のせいで、怒ってるんだから。
なのに、足、動かない。
震えるばっかで、動いてくれない。