に じ い ろ~Rainbow Days~
◆◇◆
「………リ………
……カリ…
ヒカリッ!!」
身体を激しく揺さぶられて、目を見開く。
髪が額に張り付いて、自分が大量の汗をかいていることに気がついた。
白い天井。ぴかぴか光る蛍光灯。
…それに、未来の心配そうな顔。
ああなんかこの光景、見たことあるな。
「ヒカリ…大丈夫?すごくうなされてた…」
「ん…だいじょ、ぶ…」
身体をゆっくりと起こすと、頭に鈍い痛みが走って思わず顔をしかめる。
そんな私に気づいてか、「無理しないでいいよ!」と未来が焦ったように言った。