に じ い ろ~Rainbow Days~
噂が広まってすぐ、私へのいじめが始まった。
毎朝上履きに落書きされたり。
階段下ってるときに、後ろから突き飛ばされたり。
机に、花置かれたり。
ああ、しょうがないな。
どんなにいじめられても、その一言で片付けることができた。
だって、私は親友を殺したんだから。
人殺しなんだから。
これは、罰。
許されない罪を犯した私への、処刑なんだ。
ずくずくと鈍い痛みを発する心に蓋をするように、フィルター越しに全部を眺めるようになった。