に じ い ろ~Rainbow Days~
レナの…双子…
そういえば前…レナ、言ってた。
『ウチにはな、双子の兄ちゃんおるんやで!ほんまイケメンで…自慢の兄ちゃんなんや!』
白い歯を輝かせながらそう笑ったレナの顔は、誇らしげだった。
この人が…その…
「…少し、お時間いただいてもええですか?」
「え?うん…いいけど…家じゃ…
近くの公園、行こうか」
私の言葉に無言で頷く男の子。
顔は相変わらず帽子で見えなかった。