に じ い ろ~Rainbow Days~
図星、だった。
私はまだ、本当は…心のどこかで、「あれくらいのことで」って思っていたのかもしれない。
「あんたはな、レナの苦労も、努力も、なんもかんも踏みにじったんや
全部めちゃくちゃに壊しよったんや
そんときのレナの気持ちがあんたにわかるか?
信じてた奴に裏切られる気持ちがわかるか?
あんたは、なんも…わかっとらん
なんもわかっとらんあんたが、レナの明日を奪ったんや!!!」
今まで平静を保ってきた彼が、感情に任せて自分の膝に拳を叩きつけた。
まるで自分が殴られたみたいに、頭ががんがんする。
だめ。逃げちゃだめ。
私は、全部を受け入れなきゃだめなんだから。