黒神×銀姫【番外編集】


「おぉ、何だ何だ、

捕まったのか?琇、克」



「「…………」」


2人は静かーに座っていた。


『おめぇの息子等に礼儀と立場ってモンを教えてやれゃ』


「まぁまぁ、若様。


そうお怒りになるなって」


親父はそう言って奴を宥めて居た。



「お嬢、もうかえりゃしょうか?」


『ん、』


「「は?」」


立ち上がる奴と晋也さんに目を向ける。




お嬢?




疑問に気づいたらしい2人はニヤリと笑いながら


奴はフードをとった。





フードで隠されて居た顔は


とても端麗な顔立ちで


その顔に掛かる銀色の長い髪。


大きな目は髪と同じ色の睫毛に縁取られている。



『私は華櫻 麗桜だ。



お前等の上』



微笑を浮かべたその表情に



思わず見ほれた。






< 139 / 181 >

この作品をシェア

pagetop