純情♡SWEETIE
そんな、のんびりとした均衡を破ったのは、

3年の先輩だった。

毬乃の所属する委員会の委員長らしい。

何度も断っているのはわかっているから安心していたのに、

ある日を境に状況は一変した。


どうやら押し切られて付き合いだしたらしい。

まさかそんなことになるなんて、

休み時間ごとにやってくる先輩、

目尻を下げて呼ばれていく毬乃

嘘だろ、嘘って言ってくれよ。
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