ブスな彼女
早く追いかけないと…。
真央の携帯にコールするが出ない、イライラと家に戻り、携帯を耳にあてながら財布を持つ。
「何だよ、どっか行くのか?せっかく来たのに。」
後ろを振り返ると、俺の後から入って来た晋平が、さっきまで真央が座っていたソファに座っていた。
「行くって連絡したろ?」
「知らん、出るから、帰れ。」

真央が携帯に出ない……。
メールを送る。

ー 今どこ? 家に帰った?
もう一度話そ?

高速でメールを打ち、玄関へと向かう。
早く会いに行かないと、真央と話さないと…。

「ちょっと待て! おいって!何やってんだよ! 落ちつけって!」

俺は落ちついてる。だから今から真央の所に行くんだよ。
俺の様子に晋平が慌てて、俺をソファへと押しやる。

「何⁈ 何なの⁈ その顔!怖いから!」

顔が怖いって失礼な奴だ、青い顔してるお前の方が怖いわ。
お前の顔見てる場合じゃないんだよ、早く行かないと、立ち上がろうとするとまた押さえこまれる。

「ちょっと待てって! 何があったんだよ?
そんな顔で誰に会うの⁈ 相手が逃げ出すっ
て。」

肩を押さえつける晋平の顔が必死で、そんな滑稽な姿に力が抜けた。
ソファにもたれ、両手で顔を覆う。

「離れようって何だよ…何でこんなことになるんだよ…。」
真央に言われた事がぐるぐる回る。
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