無限センチメンタル
・・・それにしても悪趣味だ。

こんなんじゃ女どころか、うかつに男友達すら呼べやしねぇ。

またひとつ、静かな部屋に溜息が積もる。


もともと物も少なくシンプルであったはずのこの部屋。
それが、まさかたった一日でこんな姿になり果てようとは・・・。

嫌でも目に入ってくる、部屋中に張り巡らされた御札の数々に、思わず苦笑いを浮べた。


まだまだ、それだけではない。

部屋の隅には塩が盛られ、机の上には魔よけの石、枕元には銀色に輝く十字架。
極め付けに、俺の首からはお守りが3つぶらさげられている。


< 2 / 35 >

この作品をシェア

pagetop