センセイと一緒 ～feel.Naoki～

「わかったよ、直樹。わかったから……」

「……っ……」

「私も直樹が好きだよ。……大好き」

「……鈴菜……」

「それにね。……私も直樹が思ってるほど、純粋じゃないよ?」


鈴菜の言葉に、直樹は眉を上げて鈴菜を見た。

鈴菜は直樹の頬の輪郭をなぞるように撫でながら、口を開いた。


「嫉妬もするし、直樹が他の女の子と話してるのを見ると、嫌だなって思う……」


鈴菜は自嘲するように言い、直樹を見上げる。

直樹は驚いた表情でじっと鈴菜を見つめている。