センセイと一緒 ~feel.Naoki~

4.何度でも奪うから




仄暗い薄明かりの下。

肌触りの良いシーツの上で、二人は熱を分け合うように肌を寄せ合っていた。

……温かくすべらかな肌。

二人の肌を包み込む、甘く爽やかな柑橘系の香り。


鈴菜の肩に、鎖骨に、胸に、直樹の唇が触れる。

――――優しく温かい唇。


直樹はこんなにも優しい。

一体自分は何を不安に思っていたのだろう。

鈴菜はあえかな吐息を漏らしながら、背を仰け反らせた。


「胸がドクドク鳴ってるね、鈴菜……」

「直樹だって……」


鈴菜は少し笑い、直樹の胸に手を伸ばした。

想像していたよりずっと大きくて、熱い胸板。

直樹は鈴菜の胸にそっと触れ、優しく撫でる。

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