センセイと一緒 ~feel.Naoki~
<side.直樹>
21:00。
二人は汗と体液にまみれたまま、抱き合って荒い息をついていた。
もう何度抱き合ったかわからない。
一度解放されてしまった欲望は止まることを知らない。
直樹は汗に濡れた鈴菜の額に、キスを落とした。
少しでも力を込めたら折れてしまいそうな、鈴菜の腰。
小ぶりだが形の良い白い胸。
直樹は唇を寄せ、赤い花をその胸に咲かせた。
もう何個目なのかわからない。
鈴菜は直樹の唇の感触に、はぁっと可愛い吐息を漏らした。
その声に、表情に、仕草に、直樹の躰は燃えるように熱くなる。
快楽に染まる、鈴菜の潤んだ瞳。
……直樹の全てを絡め取る、その瞳。
直樹は鈴菜の頬に手を伸ばし、その可愛らしい唇に口づけた。
……もう、止められない。
もう……離せない……