怪談短編集

 彼女が言った。

「いいんだ」
「まあ、一言言わせていただきましょう。あとで後悔しても、知りませんよ」

 ジョンは、幕から出た。

「どうだった?」
「あんなの、インチキさ」

 そう呟いて、二人に声かける。

「次は、何に乗ろうか」

 エリンが当たりを見回し、

「あれ!」

 そう叫んだ。

「ミラールーム?いいんじゃね?」

 三人は、アトラクションの方へ向かった。

 このあと、不幸が訪れるなんて知らないで…。

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