覚醒彼女~君と生きたい~
三日目
僕は太陽よりも早く目を覚ます。


まだまだ日は昇りそうにない。

いや、いくら日が昇ろうとも
この雨じゃ暗いままだろう。


今は暗いけれど、少し先くらいまでなら目がきく明るさ。


隣で眠っているノアを見て、
髪をなでる。


そして、肩のあたりまで手を滑らせて身体を揺する。


「起きて、朝だよ。」


「…んん…、あさぁ…?
まだ、暗いのにぃぃ~…??」

もぞもぞと身体を動かせて、
身を丸める。


「早くでないとダメでしょ?」

「んん~~。起きるぅ…。」


ノアは眠い目をこすりながら、ゆっくりと起き上がった。


「おはよう、ノア。」


「おはよ…、ルカ。」


まだまだ眠そうだ。


もう少し、
寝かせてあげた方が
よかったかな。


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