覚醒彼女~君と生きたい~
四日目
僕はヒトリだった。


だから、君が生まれた。


僕と対なす君。


僕あっての君、君あっての僕。

清浄すぎるあの地で、
二人でいる幸せを身に刻んでいた。


指と指、肌と肌…。


二人、重ねあって互いの存在を確かめていた。


僕たちは互いを知っていた。


そう―


二人でいるようにと命じられていたのだから。


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