時を越えて

奈落の森 1

「海、船借りれたから行くぞ」


「う、うん」


「どうした?」



「いや、私船乗るの初めてだから船酔いしたらどうしようと思って…」



「俺も初めてだから一緒に船酔いしようぜ」


一緒にって…

できるわけないじゃん!!



そうわ言っても出発する船。



陸を離れて波な揺られること数分。



「霧でてきたよ
大丈夫?」


「大丈夫、大丈夫
紅序さんが霧がでてきたら到着したも同然って言ってたし」


「そ、そう」



本当に大丈夫なのだろうか…。




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