真愛~ひとりじゃない~
■第1章

メールⅠ

連絡先を交換するという約束を交わした次の日の夕方。



自分の連絡先を書いた小さなメモをユニフォームのポッケトに忍ばせながら、今日もひたすらレジをこなしていた。



仕事を終えた亜矢ちゃんは、毎日だいたい17:30~18:00の間に買い物に来る。



ちらちらと時計を気にしながら、亜矢ちゃんが自分のレジを通るのを待つ。




もうそろそろだと思うんだけど。




そんなことを考えながら「ありがとうございました」と、お客様を見送ったときだった。




「お疲れ♪」
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