CherryDrop 〜甘酸っぱい恋物語〜
「鉄平ッ…!!!」











鉄平は階段をゆっくり上っていた。










「鉄平!!」










鉄平が後ろを振り返った。










その目には涙が浮かんでいた。













「鉄平……ごめんね。」












鉄平はアタシの目を反らす。











「確かに許してもらえないと思う…けど謝らなきゃ、アタシ駄目になるの!!」











アタシは何がなんだか分からなかった。










自分が発言しているのに、その言ってるコトがごちゃごちゃになっていた。














そしてアタシは混乱しながらも手を握った。











「アタシは、あんたの味方だよ。困った時は必ず助ける。そう約束するよ。」











アタシは真剣な眼差しでそう鉄平に語りかけた。










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