未来に種
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いつの間にか、気がつけばこの学校に転入してきて一ヶ月と10日が過ぎた。
りっちゃんと保健医さんのおかげてかろうじて生きていけるだけの睡眠時間を確保してきた。
………だけどそれももう、終わり。
「……ねえ、りっちゃん。」
「ん?」
「行きたいところ……ううん。行かなきゃいけないところがあるの。」
「どした?着いて行こうか?」
「……うん、お願い。」
いままで、ありがとう。
りっちゃん……