未来に種
「……ちょっと、最後に食事をしたのはいつ?」
「ん〜……?確か、一昨日の夜……ゼリー食べたかな…」
「……一人暮らし、だったっけ、あなた。」
「……」
首をかくん、とおるみたいに頷く。
「ちょっと、灰崎さん…」
キンコン、カンコン、
「あ、チャイム鳴った〜……じゃあセンセ、ありがとうございました。教室に戻ります〜」
「……何かあったら、すぐに来なさい。」
「ん〜、ありがとう。」
ぱたん、とドアを閉めると。
「あ、灰崎さん!」
「………?」
呼ばれて振り向けば、知らない男の子がいた。