恋の方程式
―――――瀧Side


俺は、ずっと雪ちゃんが好きだった。

もちろん、今も。



淕が、ファーストキスを奪ったときは、びっくりした。


翔ならまだしも、淕が・・・。



俺が、奪いたかったよ・・・。



「ファーストキスだったんだ。」


「まあね・・・」


「なんか、悔しいな」


「へぇっ?!」


「そんなに驚いた??」


「うん。」


「俺、雪ちゃんが好きだから。」


「へえっ?」


「瀧?私たち、昔会ったことある??」


「うん。あるよ。」


「やっぱり・・・」


「思い出した??」


どうやら、覚えているようだ。
なんか、嬉しい。
てっきり、忘れているかと思った。







俺の初恋の相手だからね。










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