風味絶佳~嘘からはじまる2人の関係~
あれから、夜寝る前にゆっくり2人で会話をすることが1日の日課になっていた。

どんなに忙しくても、安曇さんは必ず深夜12時までには帰ってきて、私との時間を作った。

会話の内容は、彼がロンドン出張中に電話で交していたものと差ほど変わらない。

だけど、1つだけ大きく変わったこと・・・。


あの日以来毎日続いてる。

彼に慣れるためのレッスン。

私が彼にお休みの挨拶をすると。

彼は私の手を取って。

こう言うの、何か忘れてるんじゃないかって。

そして、私を引き寄せる。

それから、自分の膝に座らせて。

毎日私にキスをする。

初めは軽く唇と唇が触れる程度の簡単なものだったのが、日に日に熱く濃厚なものへと変わっていった。

時には、私からのキスを彼が要求することもあった。

そのときの記憶は、ドキドキし過ぎておまり覚えていない。

彼の腕の中は、とても温かくて。

そこにいると、私は何も考えられなくなる。


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