LOTUS~あなたに出会えたから~
実感はわかなかったけど、それは点と点が線となり、彼に繋がった瞬間だった。

地道に築き上げてきた世界が、こうして気づかれる日がきてJESSICAの世界を彩る事になるなんて。

それは、夢の中でさえ思いつかないことだった。

それから打ち合わせの日が来るまで、私はずっとふわふわとしていた。

松岡さんは、私の様子がおかしいのをずっと旅行のせいだと思っているみたいだった。

「あっちで恋でもしたのか。」と、よく心配されたりもした。


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