さよならまでの時間
その時、翔と涼くんが病室に駆け込んできた。
「梨花!大丈夫か?!俺がわかるか?!」
そう言った涼くんに、ゆっくり頷くりん。
「良かった・・・翔、聡くん、ちょっと診察するから外で待ってて・・・」
そう涼くんに言われた俺と翔は、病室の外に出た。
「良かった・・・ホント良かった・・・」
そうつぶやく翔に、俺は言った。
「ありがとう・・・翔・・・りんのこと教えてくれて・・・」
「聡・・・」