素敵に政略結婚♪◆

優しく触れるだけのキスに
春乃の胸は高鳴った。

ドキドキしすぎて
胸が痛いぐらいだ。

ーーやだ。音聞こえないかな…

「春乃ーー」

建志の声が耳元でくすぐった。
首の後ろがゾクリとする初めての感覚に春乃の体は
ピクッと固くなる。

「春乃。大丈夫ーーちゃんと優しくするから。」

「--んっ。・・」

突然ふさがれた唇。
ゆっくりと建志が春乃の唇を割って入り
舌を絡めてとる。先ほどとは違い少し激しいキス。



ちゅっ

と軽いリップ音をならして、
二人の唇がそっと離れる。



春乃はギュッと抱きしめられて、
そのままベッドへと押し倒された。


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