素敵に政略結婚♪◆
秘書さんは
静かに業務をこなし、
私は
特にすることもないので
出された紅茶の湯気を見た。
ちらりと
バッグの中の携帯を盗み見るけど
着信もメールもない。
志保さん…遅いなぁ。
ぼんやり
そんなことを考えていると、
すっと目の前に、
クッキーの箱が置かれた。
「・・・いただきものですが、
よかったら
どうぞ。」
「あっ。ありがとうございます。」
慌てて
立ち上がって
頭を下げる。
秘書さんは
くすっと笑って、
「…建志君は…毎日楽しいだろうね。」
とつぶやいた。
「あの・・・
建志を知っているんですか?」