素敵に政略結婚♪◆

美人の彼女は
憐れむような悲しむような
そんな複雑な表情で俺を見つめた。

「そう。
 そういう事なのね。
 
 ・・・・建志君は、どんな女でもーーもう無理なのね。」

「そうだな。
 もう、一種の性癖かもな。」

はぁ。と、二人のため息が混じる。
美人さんは静かにうつむいた。



一途に
嫁いでくる女を愛したい。

だなんて、
つくづく変な男。

まだ見ぬ女性に恋焦がれているなんて、
ロマンチストもいい加減にし欲しい。
マジ、一種の変人。

だったら、最初からこんなに遊ぶなよって感じだよな。

遊びだよって言って
体を開く君も君だけどね?


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