星のカケラ


「おはよー…」






返事は返って来ない。
ただ、リビングに私の声は虚しく消え去るだけだ。


こんな事、分かり切っている筈なのに。心の中奥隅では何処か期待している自分も居るのだ。


そんな自分に腹が立つ。
未練タラタラじゃない。



私は適当に冷蔵庫から、牛乳を取り出しテーブルに置いてあるコンフーレクを今日の朝食にする事に決めた。



クローバー型の椅子に座り朝食を摂る。

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