ラブ・ストーリー~可愛くない女~
‥どのくらい時間が経ったのか。


暗闇の中に取り残された私は、フラフラとした足取りで保育園に施錠して外に出た。


心地よい風が頬を掠める。


腫れぼったい瞼を隠すように、私は足元を見ながら歩いた。


「‥あれ?みゆきさん?」


不意に声を掛けられて振り向くと、BAR COCOROの桃香ちゃんが買い物袋を手に立っていた。


「‥桃香ちゃん?」


バーテンダー姿の桃香ちゃんが手を振る。
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