ラブ・ストーリー~可愛くない女~
第三章 エリートの苦悩

◇知らない顔

◇◇◇◇◇


「おはようございます。」


「あ、みゆき先生、おはようございます。」


いつものように保育園の職員室のドアを開けると、パソコンの前に正直の姿があった。


挨拶を済ますと、正直の視線がすぐにパソコンに落ちる。


‥さっきまで一緒にいたのに‥なんか寂しい。


私はまわりに誰もいないことを確認して、正直の近くに行った。
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